
最近では、家で空手の練習をする人も増えてきました。しかし、どのYouTubeチャンネルを見ればいいのか迷ってしまう人も多いのではないでしょうか?そこで、私がオススメするのは、全空連のYouTubeチャンネルです。
形は流派によって微妙に異なります。私が所属している誠空会では、糸東流の形を練習しています。全空連のYouTubeチャンネルでは、糸東流以外の各流派の形の動画もアップされています。
他の流派の形と比べてみることも面白いので、ぜひチェックしてみてください。
白帯の方は、最初に平安二段から覚えることをオススメします。
Contents
型が覚えられない理由|動作が「言葉になっていない」から
動画を何度見ても、いざ一人でやると途中で止まる——これは記憶力の問題ではありません。
技の名前は知っていても、「その次に何をするか」を体の記憶だけに頼っているため、一度止まると全部分からなくなります。
覚え方のコツは、体の記憶に頼らず、言葉と区切りをつけることです。
型の覚え方|4ステップ
ステップ① 型を「区切る」
通しでやろうとしない。これが最大のコツです。型は方向が変わるところで自然に区切れます。まず紙にこう書き出します。
① 前へ ○歩 ② 左に向く ③ 前へ ○歩 ④ 後ろに向く
技の名前は、まだ書かなくていい。「どっちを向いて、何歩進むか」だけを図にします。これだけで型の半分は覚えられます。多くの人は、方向転換のところで迷っているからです。
ステップ② 区切りごとに、技の名前を入れる
①〜④それぞれに、その区間でやる技を書き足します。
① 前へ3歩:下段払い → 中段突き → 中段突き ② 左に向く:上段受け
書き出す作業そのものが、覚える作業です。動画を見ているだけでは入りません。
ステップ③ 1区切りずつ、通してできるまで
①だけを5回。できたら②だけを5回。できたら①+②を3回。
この積み上げ方だと、途中で止まっても、どの区切りで止まったかが分かります。通しで失敗を繰り返すより、圧倒的に速く入ります。
ステップ④ 最後に通す
全区切りができてから、初めて通します。通しは、覚えるための練習ではなく、確認のための練習です。
1週間の練習の組み方(1回10分)
| 日 | やること |
|---|---|
| 1日目 | 区切り①だけ ×10 |
| 2日目 | ①×5 → ②だけ×10 |
| 3日目 | ①+② ×5 |
| 4日目 | ③だけ×10 |
| 5日目 | ①+②+③ ×3 |
1日に新しい区切りは1つまで。2つ入れると、両方あいまいになります。
また、回数より間隔が効きます。1日に50回やるより、10回を5日のほうが定着します。
🔴 動画を使うときの、いちばん大事な注意
道場で習っている流派・順番と同じ動画かを、必ず確認してください。
同じ名前の型でも、流派によって動作・順番・呼称が違います。違う流派の動画で覚えると、道場で全部直すことになり、覚え直すほうが時間がかかります。
また、道場でまだ習っていない先の部分を、動画で先取りしないこと。形が固まってから直すのは、最初から覚えるより手間がかかります。
覚える順番|平安(へいあん)から
多くの流派で、初心者が最初に習うのが平安(ピンアン/へいあん)の型です。
| 型 | 位置づけ |
|---|---|
| 平安二段 | 白帯が最初に覚えることが多い(流派により初段が先の場合も) |
| 平安初段 | 二段の次に習うことが多い |
| 平安三段・四段・五段 | 級が上がるにつれて |
| バッサイダイ・セイエンチン等 | 茶帯以上で扱われることが多い |
⚠ 順番は流派・道場によって異なります。ここに書いたのは一般的な傾向で、通っている道場の指導が優先です。
子どもに教えるときのコツ
- 声に出させる。「1、2、3」と数えながら。声に出した順番は、体より先に定着します
- 数を数えるのは大人。子どもが自分で数えると、早く終わらせるために飛ばします
- 「今日はここまで」を先に決める。終わりが見えない練習は、子どもには罰です
- 覚えている途中で「違う」と言わない。区切りが終わってから、1つだけ直す
審査が近いときの優先順位
- 順番を最後まで通せる(止まらない)
- 方向が正しい
- 立ち方が崩れていない
- 技の形
- 速さ・力強さ
上から順に。形がきれいでも途中で止まれば評価されませんし、逆に順番が通っていれば形は後から直せます。
動画で確認する|全日本空手道連盟の形
平安二段
平安初段
平安三段
平安四段
平安五段
バッサイダイ
セイエンチン
オススメDVDと書籍
YouTubeチャンネルだけでなく、DVDや書籍も参考にすることをオススメします。
糸東流の形に特化したDVDや書籍も多く販売されていますので、練習に役立つことでしょう。
また、他の流派の形についても学ぶことで、空手についての理解が深まることがあります。
1977年から続く伝統と、現代格闘技として磨かれた実戦性を両立する道場。スポーツではなく「武道」として空手を学びたい方へ。
まとめ
全空連のYouTubeチャンネルをはじめ、DVDや書籍を活用しながら、糸東流の形をはじめとした空手の形を練習しましょう。初心者には平安二段から覚えることをオススメしますが、練習を重ねて自分自身の技量を高めていきましょう。空手の形を練習することで、身体能力や集中力が向上することが期待できます。是非、挑戦してみてください。
空手初心者の方はコチラも参考にしてみてください。
