
道具にいくらかかるのか。これは始める前に、いちばん気になるところだと思います。
具体的な金額はメーカーと販売店で幅があるので、この記事では書きません。代わりに、価格が何で決まるのかと、どうすれば長く持つのかを書きます。ここが分かれば、店頭でもネットでも判断できます。
① 道着
価格を決めているのは「生地の厚さ」
道着の値段の差は、ほぼここです。
| 生地 | 特徴 | 向いている人 |
|---|---|---|
| 薄手(軽量) | 動きやすい・乾きやすい・安い | 初心者・子ども・組手中心 |
| 中厚 | バランス型 | 続けると決めた人 |
| 厚手(重量) | 形がきれいに出る・音が鳴る・高い | 型を重視する人・上級者 |
最初は薄手で十分です。続くかどうか分からない段階で厚手を買う必要はありません。
⚠ 道場によっては指定の道着やワッペンがある場合があります。買う前に必ず確認してください。
子どもの道着は「縮む前提」で選ぶ
綿の道着は洗うと縮みます。最初の数回で数センチ縮むのが普通です。
そのうえで成長もあるので、少し大きめを買って、袖と裾を折るのが一般的です。
裾上げ・袖上げのやり方
切らずに、内側に折って縫うのが基本です。理由は、成長したら伸ばせるから。
- 手首・くるぶしが隠れる長さに合わせて折る
- 内側に折り込む(外に折ると見た目が悪い)
- 縫うか、アイロン接着テープで留める
⚠ 接着テープは洗濯を繰り返すと剥がれます。長く使うなら縫うほうが確実です。
どのくらい持つか
大人は数年持ちます。子どもはサイズアウトのほうが先に来るのが普通で、生地が傷む前に買い替えることがほとんどです。
膝・脇・肩が破れてきたら替えどきです。
② 帯
昇級ごとに買い替えが要る場合があります
帯の色が級ごとに変わる道場では、昇級のたびに新しい帯が必要になります。年に1〜2回の出費として見ておいてください。
長さの選び方
結んだときに、両端が同じ長さで、膝の少し上あたりに垂れるのが目安です。
- 長すぎる → 動くと邪魔になる・結び目が大きくなる
- 短すぎる → 二重に巻けない
子どもは、体に2周巻いて結んで、余りが20〜30cmくらいが扱いやすい長さです。
洗濯
「帯は洗わない」という習慣の道場もありますが、衛生面を考えれば洗って問題ありません。
- 必ず単独で、水で洗う(色の濃い帯は色落ちします)
- 漂白剤は使わない
- 陰干し。直射日光は色あせの原因
⚠ 黒帯は特に色落ちします。他のものと一緒に洗わないでください。
③ 防具
必要になる時期は、クラスによります
組手(相手と向き合う稽古)が始まってから必要になるのが一般的です。始めた初日から全部そろえる必要はありません。
いつから必要になるかを、先に聞いておいてください。
主なもの
| 防具 | 用途 |
|---|---|
| 拳サポーター | 手の甲と拳を保護 |
| すね当て | すねと足の甲 |
| ヘッドガード | 頭部 |
| マウスピース | 歯と顎 |
| (男子)ファウルカップ | 急所 |
価格は素材と厚みで変わります。そして道場や大会で規定があることが多いので、指定を確認してから買うのが確実です。買ってから使えないのが、いちばんもったいない失敗です。
手入れ
使ったら必ず広げて乾かす。汗を含んだままバッグに入れると、においとカビの原因になります。表面は水拭きで十分です。
買う順番
- 道着・帯(入会時。体験の段階では不要)
- マウスピース(組手が始まるとき/衛生用品なので共用しない)
- 拳サポーター・すね当て(組手の頻度が上がってから)
- ヘッドガード等(道場の指定に従って)
一度に全部そろえないでください。必要になった順に足すほうが、無駄が出ません。
よくある質問
Q. 中古やお下がりでもいいですか。
A. 道着と帯は問題ありません。マウスピースだけは必ず新品にしてください(衛生用品です)。
Q. ネットで買っても大丈夫ですか。
A. 大丈夫ですが、サイズ表記がメーカーで違います。特に子ども用は、身長基準を必ず確認してください。可能なら最初の1着は実店舗か、道場経由が安心です。
Q. 道場で買わないといけませんか。
A. 道場によります。指定がある場合は従ってください。指定がなければどこで買っても構いません。
Q. 体験のときに道具は要りますか。
A. 要りません。動きやすい服装だけで参加できるのが一般的です。道具は貸し出しがあります。
最後に
道具は、続けると決めてから、必要になった順に足すのがいちばん無駄がありません。
そして手入れをしている人の道具は、明らかに長く持ちます。洗って、乾かして、たたむ——それだけのことで、買い替えの回数が変わります。
誠空会は1977年の創立以来、地域で武道を指導してきた道場です。道具のご相談も、体験のときに遠慮なくお聞きください。
体験のお申し込みは、こちらのご予約ページから承っています。道具をお持ちでない方も、動きやすい服装だけでご参加いただけます。
「何を買えばいいか相談したい」という方は、公式LINEから質問だけでも大歓迎です。
1977年から続く伝統と、現代格闘技として磨かれた実戦性を両立する道場。スポーツではなく「武道」として空手を学びたい方へ。
